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避難用の持ち出し防災グッズに必要なアイテムと日数を紹介|40代後半~50代のプレ定年期夫婦

避難用の持ち出し防災グッズに必要なアイテムと日数を紹介

避難用の持ち出し防災グッズは、危険が迫ったときに夫婦で安全な場所へ移動するための準備です。

自宅で過ごすための備蓄とは分けて考え、避難直後に必要な物を、背負って運べる重さに絞ることが大切です。

水や食料だけでなく、処方薬、眼鏡、連絡先、照明、携帯トイレなど、夫婦それぞれの生活に欠かせない物も確認しましょう。

災害時は荷物を取りに戻ることよりも、自分たちの命を守る行動を優先してください。避難情報や気象情報は、自治体と気象庁の公式情報で確認することが重要です。
気象庁|あなたの街の防災情報

避難用の持ち出し防災グッズは何日分必要?備えの目安を解説

避難用の持ち出し防災グッズは、自宅に置く備蓄とは役割が異なります。

自宅備蓄は、在宅避難を続けるために最低3日分、できれば1週間分を準備する考え方が基本です。

一方で、持ち出し用は避難時に背負って移動するため、避難直後から使う最低限の物を優先します。

夫婦それぞれの体力、避難先までの距離、季節、持病などを考え、無理なく持てる重さに整えましょう。消防庁も、非常持出品は備蓄品の中から避難生活に必要な物を選び、玄関や寝室など持ち出しやすい場所に置く方法を案内しています。
消防庁|非常持出品を準備する

持ち出し用は最低1〜3日分を目安に準備する

持ち出し用の防災リュックは、避難開始直後から必要になる物を優先して入れるための袋です。

水や食料を大量に入れすぎると、避難時に歩けなくなったり、階段や段差で転倒したりする危険があります。

まずは避難直後から1日程度をしのぐ水、すぐ食べられる食品、薬、照明、携帯トイレを入れましょう。

体力や避難先の状況に余裕がある場合は、夫婦2人で1〜3日分まで増やす考え方が現実的です。

実際に背負ってみて、階段の上り下りや徒歩での移動に負担がないかを確認することが大切です。

避難所での配給遅れを想定して必要量を決める

災害直後は、避難所へ到着しても、食料や飲料水がすぐに配られるとは限りません。

道路の寸断、物流の停滞、避難者数の多さなどによって、支援物資が届くまで時間がかかる場合があります。

持ち出し用リュックには、配給を待つ間に口にできる水、栄養補助食品、常温保存できる食品を入れておくと安心です。

ただし、水は重いため、夫婦で分担し、避難先で給水できる可能性も考えて量を調整しましょう。

自宅備蓄とは別に、「移動中から避難直後に使う分」を優先することがポイントです。

自宅備蓄と持ち出し用を分けて考える

自宅備蓄は、自宅が安全で在宅避難を続けられる場合のために準備する物です。

飲料水、食料、携帯トイレ、生活用水、カセットコンロなどを、最低3日分、できれば1週間分備える考え方が案内されています。

一方で持ち出し用は、避難所や安全な場所へ移動するときに必要な最低限の物をまとめる役割です。

持ち出し用には、飲料水、非常食、薬、照明、連絡先、衛生用品などを優先して入れましょう。

役割を分けることで、避難時の荷物を軽くしながら、長引く災害にも備えやすくなります。
政府広報オンライン|災害に備えた家庭備蓄のポイント

季節や避難先に合わせて中身を調整する

持ち出し用の防災グッズは、一年中同じ内容にするのではなく、季節に合わせて見直すことが大切です。

夏は、冷感タオル、帽子、汗を拭くシート、虫よけ用品などを加えましょう。

冬は、防寒着、手袋、厚手の靴下、使い捨てカイロ、ネックウォーマーなどが役立ちます。

避難所で過ごす可能性がある場合は、耳栓、アイマスク、マスク、折りたたみクッションもあると便利です。

自宅周辺のハザードマップ、指定緊急避難場所、避難経路も確認し、危険が高まる前に避難できるよう準備しましょう。
気象庁|防災情報

避難用の持ち出し防災グッズに必要な基本アイテム一覧

避難用の持ち出し防災グッズに必要な基本アイテム一覧

持ち出し用の防災グッズには、飲料水、非常食、照明、通信手段、救急用品、衛生用品などをバランスよく入れます。

消防庁の非常用持出品チェックシートでは、懐中電灯、携帯ラジオ、予備の乾電池、救急用品、衣類、現金、身分証明書類などが例として挙げられています。

夫婦それぞれに必要な薬や眼鏡は個別に準備し、共通で使う物は分担して持つと荷物を軽くしやすくなります。

使い方が分からない物は、災害時に初めて開封せず、普段から動作や使い方を確認しておきましょう。
消防庁|非常用持出品チェックシート

飲料水とすぐ食べられる非常食

持ち出し用の飲料水は、重さを考えながら夫婦で分けて入れましょう。

500ミリリットルのペットボトルは持ち運びやすく、体調に合わせて少しずつ飲みやすい点が便利です。

食料は、火や水を使わずに食べられる栄養補助食品、常温保存できるパン、ようかん、ビスケット、魚肉ソーセージなどが向いています。

持病や食事制限がある場合は、一般的な非常食だけでなく、夫婦それぞれが食べられる食品を優先してください。

非常食は購入したら一度味を試し、実際に食べやすい物だけをリュックへ入れると安心です。

スマートフォンの充電に使うモバイルバッテリー

スマートフォンは、家族との連絡、避難情報、地図、気象情報を確認するために役立つ重要な機器です。

停電に備え、モバイルバッテリーと充電ケーブルを夫婦それぞれの端末に合う形で準備しましょう。

モバイルバッテリーは保管中に残量が減る場合があるため、定期的に充電し、実際にスマートフォンへ給電できるか確認することが大切です。

充電ケーブルは断線しやすいため、予備を一本入れておくと安心です。

避難中は画面の明るさを下げるなど、スマートフォンの電池を使いすぎない工夫も必要になります。

暗い場所で役立つ懐中電灯やヘッドライト

停電時や夜間の避難では、足元が見えず、転倒やけがにつながるおそれがあります。

懐中電灯に加えて、両手を空けて使えるヘッドライトがあると、階段を下りるときや荷物を持つときに役立ちます。

夫婦それぞれが一つずつ照明を持ち、寝室や玄関などにも予備を置いておくと安心です。

乾電池式の照明を使う場合は、必要な電池の種類を確認し、未使用の予備電池も一緒に保管しましょう。

ろうそくは火災の原因になる可能性があるため、避難用の明かりにはLED製品を優先する方法が安全です。

けがや体調不良に備える救急セットと常備薬

避難中は、割れたガラスや落下物、慣れない環境での移動などにより、けがをする可能性があります。

ばんそうこう、ガーゼ、消毒用品、包帯、体温計などを入れた救急セットを用意し、夫婦のどちらが持つかを決めておきましょう。

処方薬を服用している場合は、必要な薬と、お薬手帳のコピー、薬の名前や飲み方を記したメモも準備します。

薬の備え方や受け取り量については自己判断で増やさず、主治医や薬剤師へ相談することが大切です。

持病、アレルギー、緊急連絡先を記したカードも用意すると、体調不良の際に状況を伝えやすくなります。

衛生を保つための携帯トイレとマスク

避難所や移動先では、すぐにトイレを使えるとは限りません。

断水や排水設備の損傷で水洗トイレが使えなくなる可能性もあるため、持ち出し用リュックにも携帯トイレを入れておきましょう。

マスク、ウェットティッシュ、手指用衛生用品、ポリ袋、使い捨て手袋も一緒に準備すると、衛生環境を保ちやすくなります。

携帯トイレは自宅備蓄として多めに確保し、持ち出し用には避難直後に使う分を入れると、荷物の重さを抑えやすくなります。

使い方は商品ごとに異なるため、購入後に一度確認し、処理用の袋も忘れず準備しましょう。

避難情報を確認するための防災ラジオ

災害時は、停電や通信障害によって、スマートフォンやテレビが使いにくくなる場合があります。

乾電池式や手回し式の防災ラジオがあると、避難情報や気象情報を確認する手段の一つになります。

ラジオを選ぶ際は、受信できる放送、乾電池の種類、ライトや充電機能の有無などを確認しましょう。

ただし、手回し充電だけに頼るのではなく、予備の乾電池やモバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

普段から地域のラジオ局や自治体の情報発信方法を確認し、災害時にどこから情報を得るか夫婦で話し合っておきましょう。

食料と飲料水はどのくらい必要?夫婦2人分の準備方法

持ち出し用の食料と飲料水は、自宅に置く備蓄とは分けて考えることが大切です。

家庭備蓄では、水は1人1日3リットル、食品は最低3日分から1週間分が目安とされています。

一方で持ち出し用は、リュックの重さを考え、避難直後から使う分を優先して入れます。

夫婦2人の場合は、まず各自が避難開始直後に必要な水と食料を確保し、体力や避難先に応じて1〜3日分まで調整しましょう。
政府広報オンライン|今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方

飲料水は1人1日1〜2リットルを目安に持つ

持ち出し用の飲料水は、歩いて避難できる重さとのバランスを考え、1人1〜2リットル程度から準備する方法が実用的です。

500ミリリットルのペットボトルを2〜4本に分けると、夫婦で分担しやすく、体調に合わせて少しずつ飲めます。

ただし、この量は持ち出し用の目安であり、自宅備蓄の水とは別に考える必要があります。

自宅が安全な場合に備える飲料水は、1人1日3リットルを目安に準備しましょう。

夏場や徒歩での避難では水分が不足しやすいため、気温や避難先までの距離に合わせて量を見直すことが大切です。

夫婦2人で1〜3日しのげる食料を用意する

夫婦2人の持ち出し用食料は、まず避難直後から1日をしのげる量を各自のリュックへ分けて入れると安心です。

余裕があれば、夫婦2人で1〜3日過ごせる分まで増やしますが、水や食料を詰め込みすぎて歩けなくなる状態は避けましょう。

食料は、朝・昼・夜の食事だけでなく、避難中にすぐ食べられる間食も含めて考えると、体力を保ちやすくなります。

夫婦のどちらかに食事制限や持病がある場合は、普段から食べ慣れた食品を優先してください。

自宅備蓄には別途3日分以上の食料を用意し、持ち出し用は移動中から避難直後に使う分へ絞ると管理しやすくなります。

調理不要で持ち運びやすい食品を選ぶ

持ち出し用の食品は、火や水、食器を使わずに食べられる物を中心に選びましょう。

栄養補助食品、ようかん、ビスケット、常温保存できるパン、魚肉ソーセージ、ナッツ類などは、避難直後でも食べやすい候補です。

缶詰を入れる場合は、缶切りが不要か、重すぎないかを確認することが大切です。

硬い食品が苦手な場合や、歯・入れ歯の状態に不安がある場合は、おかゆ、やわらかいパン、ゼリー飲料なども加えましょう。

非常食は購入後に一度味を試し、夫婦が食べやすい物を残すと避難時の負担を減らせます。

栄養補給に役立つおかずや間食も加える

非常食を準備するときは、主食だけでなく、たんぱく質を補えるおかずや間食も加えることが大切です。

主食にはパンやビスケット、栄養補助食品を用意し、たんぱく質には魚・肉・豆類の缶詰、チーズ類、豆菓子などを組み合わせます。

避難生活では、慣れない環境や緊張で食事量が減る場合もあります。

チョコレート、ようかん、飴、好みのお菓子など、少量でエネルギーを補いやすい食品も役立ちます。

塩分や糖分に配慮が必要な場合は、主治医や管理栄養士の助言も参考にしながら、自分たちの体調に合う内容へ調整しましょう。

水分補給しやすいゼリー飲料やスープを備える

ゼリー飲料や常温保存できるスープは、食欲がないときや硬い食品を食べにくいときの補助として役立ちます。

避難直後は、緊張や疲労で食事を取りにくくなることもあるため、飲み込みやすい食品を少量入れておくと安心です。

ただし、ゼリー飲料やスープだけで必要な水分を補うことは難しいため、飲料水は別に確保しましょう。

スープ類は塩分が多い商品もあるため、血圧や腎臓の病気などで食事管理をしている場合は内容を確認してください。

夫婦の好みや体調に合う物を選び、賞味期限が近づいたら普段の食事で消費して補充しましょう。

40代後半~50代の夫婦が追加で用意したい防災グッズ

40代後半から50代の夫婦は、一般的な防災グッズに加えて、薬、眼鏡、口腔ケア用品、腰や膝への負担を減らす物などを確認しておくことが大切です。

非常持出品は、年齢、持病、身体の状態、生活習慣によって必要な物が変わります。

消防庁の資料でも、常用薬、コンタクトレンズ、入れ歯洗浄剤、補聴器用電池など、家庭ごとに必要な物を準備する考え方が示されています。

夫婦それぞれの必要品を個別ポーチに分け、共通の防災リュックと一緒に保管すると取り出しやすくなります。
消防庁|非常用持出品チェックシート

処方薬とお薬手帳のコピーを準備する

処方薬を服用している場合は、持ち出し用リュックに必要な薬を入れ、お薬手帳のコピーや薬の名前・飲み方を記したメモも準備しましょう。

避難先で薬が足りなくなった場合でも、薬の情報が分かれば、医療機関や薬局へ相談しやすくなります。

お薬手帳はスマートフォンのアプリだけに頼らず、通信障害や充電切れを想定して紙でも確認できるようにしておくと安心です。

薬の量を自己判断で増やすのではなく、災害時の備えについて主治医や薬剤師へ相談してください。

アレルギー、持病、緊急連絡先も小さなカードへまとめ、救急セットや財布に入れておくと状況を伝えやすくなります。

老眼鏡やコンタクトレンズの予備を用意する

避難生活では、薬の説明書、避難情報、スマートフォンの画面、申請書類など、小さな文字を確認する場面が増えます。

老眼鏡や普段使いの眼鏡は、壊れたり置き忘れたりした場合に備え、予備を持ち出し用リュックへ入れておくと安心です。

コンタクトレンズを使う場合は、予備のレンズ、保存液、ケース、眼鏡もセットで準備しましょう。

避難所では手洗いやレンズケアを普段どおりに行えない可能性があるため、眼鏡を併用できる状態にしておくと負担を減らしやすくなります。

補聴器を使う場合は、予備電池や充電器、保管ケースも忘れず確認してください。

腰や膝の負担を減らす折りたたみクッションを持つ

避難所では、床に座ったり横になったりする時間が長くなり、腰や膝に負担を感じることがあります。

薄く折りたためるクッションや座布団を一つ入れておくと、硬い床へ座る際の負担を和らげやすくなります。

クッションは、防寒用の敷物、荷物を置く際の保護、簡易的な枕として使える場合もあります。

大きすぎる物や重い物は避け、リュックの外側へ固定できる軽量タイプを選びましょう。

普段から腰痛や膝痛がある場合は、サポーターや使い慣れた用品について、主治医・薬剤師へ相談したうえで準備すると安心です。

口腔ケアに必要な歯ブラシや入れ歯用品を備える

避難時でも口の中を清潔に保つために、歯ブラシ、歯磨き粉、デンタルフロス、口腔ケア用ウェットシートなどを持ち出し用リュックへ入れましょう。

断水時は水を使った歯磨きが難しい場合もあるため、少量の水で使える用品や口腔ケアシートがあると便利です。

入れ歯を使用している場合は、保管ケース、洗浄剤、安定剤など、普段必要な物を小さなポーチへまとめておきます。

入れ歯や眼鏡は生活の質に直結するため、避難時に忘れると食事や会話にも影響する可能性があります。

夫婦で必要な用品が異なるため、共通の衛生用品とは分けて、それぞれのポーチに入れると確認しやすくなります。

家族の連絡先を書いたメモを携帯する

災害時は通信が混雑し、スマートフォンが使えなかったり、充電が切れたりすることがあります。

家族、親世代、勤務先、かかりつけ医、管理会社などの連絡先を紙に書き、防水できる袋へ入れて持ち歩きましょう。

スマートフォンの連絡先だけに頼らず、夫婦それぞれが同じ内容のメモを持つと、離れて避難した場合にも安心です。

家族で集合場所や安否確認の方法を決め、災害用伝言ダイヤル「171」や災害用伝言板の使い方も確認しておきましょう。

内閣府は、災害用伝言ダイヤル「171」を、災害時に家族などへ安否情報を伝える手段として案内しています。
内閣府|今日から始める私の防災

避難用の持ち出し防災グッズを軽くまとめるコツ

持ち出し用の防災グッズは、多ければ安心とは限りません。

避難時には、両手を空けて動けるリュックへ入れ、夫婦それぞれが避難場所まで歩ける重さに整えることが重要です。

非常持出品は内容を厳選し、リュックへまとめ、すぐ持ち出せる場所に置く方法が消防庁から案内されています。

夫婦で共通の用品と個人用の用品を分け、実際に背負って歩けるかを確認しながら、必要最小限の中身へ整えましょう。
消防庁|非常持出品を準備する

重い水や食料は必要最小限に絞ること

持ち出し用リュックでは、水と食料が重さの大部分を占めやすいため、必要最小限に絞ることが大切です。

自宅備蓄のように1週間分の水や食料を入れるのではなく、避難直後から1日程度をしのぐ分を基本にし、体力や避難距離に応じて増やしましょう。

水は夫婦で分けて持ち、500ミリリットルのペットボトルを複数本にすると、重さを調整しやすくなります。

食料は、缶詰や大きなレトルト食品ばかりではなく、栄養補助食品、ようかん、ビスケットなど、軽くてすぐ食べられる物を組み合わせる方法が向いています。

避難先での配給や給水の可能性も考えつつ、まず安全に移動できる重さを優先しましょう。

1つで複数の用途に使えるアイテムを選ぶこと

持ち出し用の防災グッズは、複数の用途に使えるアイテムを選ぶと、荷物を減らしやすくなります。

たとえば、雨具として使うポンチョは、風よけや防寒の補助としても役立ちます。

大判のタオルは、汗を拭く、首元を温める、簡易的な目隠しに使うなど、状況に応じて活用しやすい用品です。

ヘッドライトは、足元を照らすだけでなく、両手を使って荷物を持つ、救急セットを扱うといった場面にも向いています。

多機能な用品でも使い方が複雑な物は避け、夫婦ともに普段から扱い方を知っている物を選びましょう。

夫婦で荷物を分担して持つこと

夫婦で避難する場合は、同じ物を2人分入れるのではなく、個人で必要な物と共有できる物を分けて持つと、リュックを軽くしやすくなります。

飲料水、非常食、薬、眼鏡、連絡先、マスク、照明などは、それぞれが自分の分を持つようにしましょう。

一方で、救急セット、ラジオ、携帯トイレの予備、モバイルバッテリー、タオル、ポリ袋などは、夫婦で役割分担できます。

ただし、どちらか一方とはぐれる可能性もあるため、最低限の水、照明、連絡先、薬などは各自のリュックへ入れることが重要です。

荷物を分担した後は、「どちらが何を持つか」を紙やスマートフォンのメモへ残し、定期的に確認しましょう。

両手が空く防災リュックにまとめること

避難時には、転倒しそうになったときに手をついたり、階段の手すりをつかんだり、家族を支えたりする場面があります。

そのため、防災グッズは手提げ袋よりも、両手を空けられるリュックへまとめる方法が向いています。

リュックは肩ひもを調整し、体に密着させると、歩くときの揺れを抑えやすくなります。

重い物は背中側へ寄せ、軽い物やすぐ使う物は上部・外側のポケットへ入れると、荷物の重心を整えやすくなります。

雨具、ライト、連絡先、防犯ブザーなどは、リュックを開けずに取り出せる場所へ入れておくと安心です。

実際に背負って重さを確認すること

防災リュックは、準備しただけで終わりにせず、夫婦それぞれが実際に背負って確認することが大切です。

室内を少し歩くだけでなく、階段の上り下り、玄関から屋外への移動、夜間にライトを使う場面などを想定して試してみましょう。

背負ったときに肩や腰へ強い負担がかかる場合は、水や食料の量を見直したり、夫婦間で荷物を再分担したりします。

特に腰痛や膝痛がある場合は、短時間でも歩きにくさが出ないかを確認してください。

避難時に最も大切なのは、リュックを持つことではなく、安全な場所へ速やかに移動することです。

防災リュックはどこに置く?すぐに持ち出せる保管場所

防災リュックは、中身をそろえることと同じくらい、すぐ持ち出せる場所に置くことが重要です。

災害時は停電や揺れ、焦りによって、普段なら分かる収納場所でも探しにくくなります。

玄関付近や寝室など、避難時に通る場所を基本にしながら、倒れた家具で取り出せなくならない位置を選びましょう。

夫婦のどちらかだけが保管場所を把握するのではなく、何をどこに置いているかを共有しておくと、急な避難でも行動しやすくなります。
消防庁|非常持出品を準備する

玄関付近など避難時に通る場所に置く

防災リュックは、玄関付近や廊下など、避難するときに通る場所の近くへ置くと持ち出しやすくなります。

ただし、玄関のすぐ前や通路の中央に置くと、地震の際に倒れたり、避難経路をふさいだりするおそれがあります。

靴箱の横、玄関近くの収納内、出入口のそばにある安定した棚の下段など、通行を妨げない場所を選びましょう。

地震で玄関が開かなくなる場合もあるため、玄関だけに頼らず、別の脱出経路も夫婦で確認しておくことが大切です。

リュックの保管場所とあわせて、避難所までの経路や危険な場所を普段から見直しておきましょう。

寝室にも最低限の防災グッズを備える

地震は夜間や就寝中に起きることもあるため、寝室にも最低限の防災グッズを用意しておくと安心です。

枕元には、懐中電灯やヘッドライト、室内用スリッパ、眼鏡、スマートフォンなどを置いておくと、暗い中でも足元を確認しながら動きやすくなります。

割れたガラスや倒れた物が床に散らばる可能性があるため、素足で歩かないための履物も重要です。

寝室に大きな防災リュックを置く必要はありませんが、照明、靴、連絡先のメモ、常備薬などを小さな袋へまとめる方法が向いています。

夫婦で就寝場所が別の場合は、それぞれの寝室に必要な物を分けて置いておきましょう。

家族全員が保管場所を把握しておく

防災リュックを準備しても、保管場所を知っている人が一人だけでは、非常時に十分役立たない場合があります。

夫婦で「防災リュックはどこにあるか」「救急セットや常備薬はどこにあるか」「予備の水はどこにあるか」を確認しておきましょう。

保管場所を紙の一覧にまとめ、冷蔵庫の内側や家族が見つけやすい場所へ貼る方法も役立ちます。

スマートフォンのメモだけに残すと、充電切れや端末故障で確認できない可能性があるため、紙の記録もあると安心です。

身分証明書や重要書類の保管場所についても、必要な範囲で夫婦が共有しておくことが大切です。

直射日光や湿気を避けて保管する

防災リュックは、直射日光が当たり続ける場所や湿気の多い場所を避けて保管しましょう。

高温になりやすい場所では、食品、飲料水、乾電池、モバイルバッテリーなどの状態に影響が出る可能性があります。

湿気が多い場所では、衣類、紙の連絡先メモ、マスク、救急用品などが傷むこともあるため注意が必要です。

玄関付近へ置く場合は、屋外に近い場所へ直接置くのではなく、収納ケースや棚の下段などを使い、ほこりや湿気から守る工夫をすると安心です。

食品や薬、乾電池などは定期的に状態を確認し、変色、破損、期限切れがないかを見直しましょう。

避難経路をふさがない位置に置く

防災リュックは、すぐ取れる場所に置くことが大切ですが、避難経路をふさがないことも同じくらい重要です。

玄関、廊下、階段、ベランダへ向かう通路などに大きな荷物を置くと、地震で物が倒れた際に通れなくなるおそれがあります。

家具や家電が倒れて出入口をふさぐと、自宅から脱出しにくくなる場合もあります。

防災リュックは、通路の脇や収納の下段など、倒れても移動の妨げになりにくい位置へ置きましょう。

夫婦で自宅内を歩き、昼と夜の両方を想定して、玄関以外も含めた避難経路を確認しておくことが大切です。

防災グッズを定期的に見直すタイミングとチェック項目

防災グッズを定期的に見直すタイミングとチェック項目

防災グッズは、一度準備しただけでは十分とはいえません。

食品や飲料水には賞味期限があり、乾電池やモバイルバッテリー、薬、衛生用品にも使用期限や劣化の確認が必要です。

季節の変化、夫婦の健康状態、スマートフォンの買い替えなどによって、必要な物は少しずつ変わります。

年に1〜2回、誕生日、防災の日、年末など、夫婦で覚えやすい時期を決めて中身を確認しましょう。

消防庁は、非常持出品や備蓄品のチェックシートを公開しており、定期点検に活用できます。
消防庁|防災お役立ちツール

非常食と飲料水の賞味期限を確認する

非常食や飲料水は、賞味期限が近づいていないかを定期的に確認しましょう。

期限が近い食品は普段の食事や間食で使い、新しい物を買い足すと、備蓄を無駄にしにくくなります。

持ち出し用のリュックには、栄養補助食品、ようかん、ビスケット、飲料水などが入っていることが多いため、夫婦で分担して確認すると負担を減らせます。

食品の袋が破れていないか、飲料水の容器に傷や漏れがないかもあわせて見ましょう。

普段から古い物を食べて新しい物を補充するローリングストックを続けると、期限切れを防ぎやすくなります。

乾電池やモバイルバッテリーの状態を点検する

乾電池やモバイルバッテリーは、非常時に照明やスマートフォンを使うために欠かせない物です。

懐中電灯、ヘッドライト、ラジオに電池を入れたままにしている場合は、液漏れや電池切れがないかを確認しましょう。

モバイルバッテリーも保管中に残量が減ることがあるため、定期的に充電し、スマートフォンへ実際に給電できるか試すことが大切です。

充電ケーブルは、端子が現在使っているスマートフォンに合っているか、断線していないかも確認します。

スマートフォンの機種変更をしたときは、ケーブル、充電器、モバイルバッテリーの組み合わせを見直しましょう。

常備薬や衛生用品の不足を補充する

救急セット、常備薬、マスク、携帯トイレ、ウェットティッシュ、手袋などは、使った分を補充することが大切です。

薬には使用期限があるため、期限が近い物や使い切った物がないかを確認しましょう。

処方薬を服用している場合は、持ち出し用の薬の保管方法や必要量について、自己判断せず主治医や薬剤師へ相談することが安心です。

携帯トイレや衛生用品は、避難直後に不足すると困りやすいため、夫婦2人分が入っているかを見直します。

お薬手帳のコピー、持病やアレルギーのメモ、緊急連絡先も、住所や連絡先の変更がないか確認しておきましょう。

季節の変化に合わせて衣類や防寒用品を入れ替える

持ち出し用の防災リュックは、季節に合わせて中身を入れ替えることが大切です。

夏は、帽子、冷感タオル、汗を拭くシート、虫よけ用品、飲料水などを加えると、暑さへの備えになります。

冬は、防寒着、手袋、厚手の靴下、使い捨てカイロ、ネックウォーマーなどを準備すると、冷えを抑えやすくなります。

雨の多い時期には、レインコートや防水袋を追加しておくと、移動中に衣類や書類がぬれるのを防ぎやすくなります。

夫婦それぞれの服のサイズや体調に合わせ、着られなくなった衣類や傷んだ防寒用品は入れ替えましょう。

年に1〜2回は夫婦で中身を確認する

防災リュックの点検は、一人で行うより夫婦で一緒に確認するほうが、保管場所や役割分担を共有しやすくなります。

年に1〜2回、防災の日、誕生日、年末など、生活の中で覚えやすい時期を決めて見直しましょう。

点検では、食品と水の期限、乾電池やモバイルバッテリーの状態、薬や衛生用品の不足、季節用品の入れ替えを確認します。

あわせて、リュックを実際に背負い、夫婦それぞれが無理なく歩ける重さかを確かめることも大切です。

避難所、避難経路、家族との連絡方法も定期的に話し合い、災害時に迷わず行動できる準備へつなげましょう。

避難用の持ち出し防災グッズについてまとめ

避難用の持ち出し防災グッズは、自宅に置く備蓄とは分けて考え、危険が迫ったときに夫婦で安全に移動するための物を厳選することが大切です。

飲料水、すぐ食べられる食品、照明、モバイルバッテリー、携帯トイレ、薬、連絡先などを、背負える重さへまとめましょう。

持ち出し用は避難直後から使う分を優先し、自宅には最低3日分、できれば1週間分の水や食料を別途備蓄する方法が安心です。

40代後半から50代の夫婦は、処方薬、眼鏡、口腔ケア用品、腰や膝への負担を減らす物など、自分たちに必要な用品も追加しましょう。

防災リュックは避難経路をふさがず、すぐ取り出せる場所へ置き、年に1〜2回は夫婦で中身と保管場所を点検してください。

参考リンク